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2010 年 5 月 21 日 のアーカイブ

[GI]優駿牝馬(オークス)

2010 年 5 月 21 日 コメントはありません
やってまいりました。苦手なクラシック。

牝馬最強決定戦、オークスです。

ダービーではあまり紛れは起こりにくいですが、
オークスに関しては、距離適性を越えての連対が
あったりするので、油断は禁物です。

今回当然筆頭に挙がるのは、昨年の2歳チャンピオン、
そして4月の桜花賞を勝ったアパパネ。

ただし、有り余るマイル実績と、血統面から距離不安が
出ているのも事実。

母・ソルティビッドはフェアリーS(GIII)2着、
菜の花S(OP)を勝った典型的なスプリンター。
父・キングカメハメハはダービーを制してはいるものの、
さらにその父Kingmanboはミスプロ系のスピードタイプで、
得意なのは芝マイルから中距離。
距離適性は母系に引っ張られることが多いので、
キンカメ×スプリンターだとどうしてもマイルまでという
印象が強いタイプになってしまう。
ただ、キンカメの種牡馬としてのポテンシャルは未知で、
もしかすると全く関係ない可能性も大。

2番手に挙げられるのは桜花賞2着のオウケンサクラ。
父・バゴは凱旋門賞を制しており、BlushingGroom系Nashwan産駒。
クラシックディスタンスにはかなりの実績あり。
母・ランフォザドリームも2000M重賞2勝と、エリザベス女王杯2着が
あり、母父リアルシャダイの血でスタミナも十分。
血統的にはアパパネよりもオークス向き。

もう一頭注目は新種牡馬ゼンノロブロイ産駒、サンテミリオン。
父と同じく、トライアルを圧勝しての参戦。
安定したレースぶりと、前につけて抜け出すセンスは
父を彷彿とさせ、長距離で安定した着を取る可能性は大きい。
ダービーでも話題になっているペルーサなんかを見ても、
クラシックディスタンスは向く血統だろう。
ロブロイ自体本格化したのは秋以降なので、これからの馬かも
しれないが、ポテンシャルは十分。

先にも言った通り、血統的距離適性はオークスに限れば
意味を持たないことも多い。
2400Mの距離はほぼすべての馬が初経験で、ペースが落ち着いたうえで
上がりの勝負になることが多いため、瞬発力のあるタイプが
台頭するケースが多い。そのため、マイラーでも対応できる。

ローブデコルテやエフティマイアのように、後にマイル戦線で
活躍した馬も少なくない。

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優駿牝馬(オークス):出馬表

1枠 1番 コスモネモシン 石橋脩
1枠 2番 アグネスワルツ  柴田善臣
2枠 3番 アプリコットフィズ 四位洋文
2枠 4番 ショウリュウムーン 内田博幸
3枠 5番 ギンザボナンザ   池添謙一
3枠 6番 オウケンサクラ  安藤勝己
4枠 7番 ニーマルオトメ  北村宏司
4枠 8番 プリンセスメモリー  勝浦正樹
5枠 9番 モーニングフェイス  藤岡佑介
5枠10番 タガノエリザベート  川田将雅
6枠11番 ブルーミングアレー  松岡正海
6枠12番 トレノエンジェル  戸崎圭太
7枠13番 アニメイトバイオ  後藤浩輝
7枠14番 シンメイフジ   岩田康誠
7枠15番 エーシンリターンズ  福永祐一
8枠16番 ステラリード   三浦皇成
8枠17番 アパパネ    蛯名正義
8枠18番 サンテミリオン  横山典弘
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ということで、予想は難しいですねぇ。

ここは、そんなに負けていないのに、評価が他の馬に回っちゃって、
人気落ちするおいしいタイプから行くしかないですね。

狙い目は
1.コスモネモシン
14.シンメイフジ
でしょうか。

コスモネモシンは、年明けのフェアリーステークスを
11番人気で快勝。アプリコットフィズにも勝っている。
その後、フラワーCでは、他馬より斤量を背負いながら、
前残りの展開で差しこんで2着。
これは非常に評価に値する。
さすがに33秒台の脚を持っているわけではないので、
桜花賞では伸びきらなかったが、フラワーCが強いメンバーだった
ことを考えると、そこまで力差はないと思う。
内枠を利して、展開次第では一発も。
血統的にも注目のゼンノロブロイ産駒。

シンメイフジは、新潟2歳Sを最後方一気で差し切り、阪神JFでは
1番人気だった。3歳になってから出遅れなどもあり今ひとつ
ではあるが、フラワーCでは逃げるなどの自在性もついてきた。
桜花賞は直線だけでメンバー最速の33.8の脚を使い、6着と健闘。
団子状態で流れて直線よーいドンになれば、切れ味で浮上も。
ただ、今ひとつ2400は長い印象のあるフジキセキ産駒。
切れ味が2400で出るかは未知の世界。

どちらが絡んでもそれなりの配当がつくのであれば、
2頭軸の馬連総流し。

次点としては桜花賞出遅れ7着のギンザボナンザ。
こちらもロブロイ産駒で、祖母アドラーブルの血を
見ると夢を見たくなりますね。
池添乗り替わりで一発を期待。

2頭軸とか言ってる時点で揺れてるのでダメな予感ですが、
大きい馬券を期待します!

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【回顧】⇒[GI]ヴィクトリアマイル

2010 年 5 月 21 日 コメントはありません
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やっぱり古馬GIの方が得意です。

ブエナビスタ×ヒカルアマランサスの馬連でがっちり
勝利をおさめることができました。

とはいえ、レッドディザイアも最後は一杯になりましたが、
力はある4着でしたね。

中々前が止まらない、内側の馬場が良いという状況で、
大外一気の末脚(33.5!)はやはり別次元というか、
レベルが抜けていた印象です。

今後のレース選択も実に楽しみになりますが、
エアグルーヴ、ダイワスカーレット、ウォッカといった
名牝の仲間入りをするためには、是非とも牡馬混合GIを
制して欲しいと思います。

脚質、タイプ的には天皇賞秋が適鞍でしょうね。
牝馬で秋古馬三冠も夢ではないレベルの高さを感じさせてくれました。

出来ればこういう名馬は海外ばかりに目を向けず、
国内GIを制覇して欲しいものです。
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