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ケイバとワタシ②「ライスシャワー」

2010 年 3 月 12 日 コメントはありません

そんなわけで、1995年に競馬界にどっぷりと踏みこんだ。

しかし、そんなインパクトを与えてくれたフジキセキは屈腱炎で即引退。

早くも燃え尽き症候群みたいな状態になっていました。

そこに、僕に最も強いインパクトを与えてくれた悲運の名馬

「ライスシャワー」が登場します。



父リアルシャダイ、母ライラックポイント。

生粋のステイヤーである彼は黒い刺客と呼ばれました。

どちらかというとヒール役。

ミホノブルボンの3冠を阻み、メジロマックイーンの天皇賞3連覇を阻み。

しっかり背後につけていき、最後に差す。

そんなライスシャワーは、1993年の天皇賞春以来勝ち星から遠ざかり、

1994年暮れの有馬記念で3着と復調の兆しを見せていた。

そして1995年、日経賞に圧倒的1番人気で出てきた彼は、

小柄な体には酷な59キロという斤量を背負い、あがいていた。

9頭立ての6着。

誰もがもう終わったと思っていた。

僕も、そういうもんなのかな、くらいに思っていた。

そして1995年4月。

京都競馬場、天皇賞・春。

早々と3角先頭で4角へ。

明らかに往年の力はないが、抜群のコーナーリングで2馬身前へ。

※ここが、彼が京都の申し子と呼ばれたポイント。

京都は4コーナーが下り坂の終点なので、スピードを上げていくと

うまく曲がれない(膨らんでしまう)。

ただ、彼はここをロスなく回るんだな。。。うまかった。特にこのレースは。

外から猛追するステージチャンプを鼻差抑え、見事に優勝。

走り終わった彼は燃え尽きたようにも見えました。

とても、美しかった。素晴らしかった。

実はもう一つ良い話があって、最近は良く優勝した騎手がガッツポーズしたり、

馬の上で立ったり、ジャンプして降りたりしますね。

ライスシャワーの主戦、鞍上の的場均は絶対にそういうことをしなかった。

「人間のエゴで馬に負担をかけたくないから。出来ることならすぐに降りたい」

職人と呼ばれ、馬を愛した的場騎手らしい・・・

僕はこういうストイックなエピソードに心を打たれました。

もちろん、ここから先の話は悲運なので、書くのも憚られます。

しかし、あえて書くと、彼は余生のために次のレースに出走しました。

2,200Mの宝塚記念。

スピード競馬全盛になっていた時代に、

ライスシャワーのような3,000M以上で実績を持っている馬は

種牡馬として大成しない。

せめて2,200MのGIタイトルがあれば、スピード実績を持てる。

人生もそうですが、引退してからの時間は結構長い。

そこを有意義に過ごせるのか、どうなのかは働いている期間の仕事にも

大きく依存するでしょう。

競馬も同じ。

結果を残した馬は種牡馬⇒功労馬として安定した余生を送れるが、

残せなかったり、求められていないような馬には現実的に道はない。

往年の力はもうないが、2,000M台のGIタイトルがなければ安定した余生もない。

何にせよ、最後のチャンスで出走するしかなかったんですね。

結果は、3コーナー手前で左第一指関節開放脱臼、粉砕骨折を発症。

そのまま予後不良(安楽死処分)となりました。

ライスシャワーが運ばれていく馬運車に向かって、的場騎手は最敬礼で見送った。

僕はこの事件を機に、より競馬についてのめりこむようになりました。

ショッキングではあったのですが、それでやめる、もう見ない、というのは

それこそ彼に申し訳ない、と。

ちなみに、私の実家には未だに「フジキセキ」と「ライスシャワー」の

パネルが飾られています。

彼らを見るとノスタルジックになるとともに、初心に帰れる気がします。

一人前になったら、彼らのパネルを迎えに行こうと思っています。

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カオスなWEBサービスをまとめてみる

2010 年 3 月 11 日 コメントはありません

暇か!という突っ込みを受けそうですが、ここ最近一応アクティブであろう

ものも含めて、関連性をまとめてみることにしました。

なんとなーくですが、左側がインプット系、真中がアグリゲート系、右側がアウトプット系。

※evernoteとdropboxはShareという意味では使えず、現時点ではstorage扱い

そして赤い波線枠はflavorsmeで集約してます。

・・・

しっかし、大変なカオスになりました。

そして、良く見るとFriendfeedはアグリゲーターとして機能していない!

twilogとposterousを読めるということで、profilacticを使うようにしてから

ただの垂れ流しfeed祭りと化していました。

twitterって、インプットでもあり、アグリゲーターでもあり、アウトプットでも

あるんですな。なるほど・・・

あくまで個人の利用形態ですので参考にはならないと思いますが、

こうしてまとめてみることで、各サービスの特徴なんてものが見えてくるんじゃないだろうか

と思いましたとさ。

Posterous:いまさらだけど便利かも


Tumblrを越える、とまで言われるPosterous。

試しにやってみました。

いや、正確にはこれまたアカウントは持っていたものの
凍結していたので、深堀してみた、というのが正しい。

わかっていたことだけど、最大の特徴はメールとの親和性。

Tumblrのように画像やVideoのクリッピングをして
シェアするわけだけど、そのアクションがメール主体という
ところがポイント。

TumblrからのクリップはReblog機能が圧倒的に楽ちん
なので、Tumblrを使った方が楽だろうなぁ。

でも、ケータイやらiPhoneから自分で撮った写真や
ビデオをクリッピングするときにはPosterousは圧倒的な
便利さを発揮します。

Twitterでも良いのだろうが、TLの彼方に消えていってしまい、
クリッピングとしては弱いですしね。

ということで、どんなときにPosterousを使えばいいのか、
完全に主観ですけどまとめてみました。

・ネット上で面白い画像/ビデオを見つけた!とっとこう
⇒TumblrでもPosterousでも共にBookmarkletを使えば一発。
⇒ただし、相手方がTumblrだったら、reblogが楽。
・街中でおもろいもんを見つけて写真撮った!ビデオ撮った!
⇒ええ感じのもんだったら、ちゃんとFlickrやPicasaに挙げればよい。
⇒とりあえずとっとこう、という時はPosterousでメールpost
(とっとくレベルじゃないけどシェアしたけりゃtwitter)

ということで、限定的なところで便利な感じがします。

でも、こういうかゆいところに手が届く的なサービスは
本当に限定的ですが場合によっては素晴らしい力を発揮しますよね。

これからも深く使ってみたいと思います。
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なにがええんや?Evernote②

その2、ということで。

前回書いた、文字の認識について。

iPhoneから色々と(名刺とか)写真を撮って同期するとこんな感じ。



これを貯めてくだけでは、今までのストレージ系と一緒。

ここから「あの喫茶店で撮ったメニューは・・・」ということで



検索。

すると、



あ、これだ!

となりました。

ちなみに、こういう感じで認識。



う~ん、ちゃんと認識しておる。

なお、文字認識されるまでにはアップロードから多少時間がかかる模様。

また、アルファベットは手書きでもある程度認識可能だが、

日本語(あるいは漢字)はちょっと弱いみたい。

でも、上記にあった名刺の名前、会社名、部署名などで

検索しても、結構な確度で認識されました。

これ・・・名刺とかメモとか、ホワイトボードとか、全部ぶっこめば、

確かに知的財産を全て入れ込むことができるわけですねー。

目からウロコでした。これが、Evernoteかー。

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なにがええんや?Evernote。

と、ずっと思ってきました。日本語版が出ても
だーかーらー、何がいいんですか?と。

ただ、今日色々とトライする中で、初めて知った機能(恥)。

画像のテキスト、認識するんですね?

名刺をパチパチと撮影。

会社名、名前、電話番号、部署など、結構な精度で
検索が可能。

こりゃびっくりだ。

本質はここか?
それとも違うの?

ということで、まだまだevernote初心者ではあるが、
当面はこの機能を活かす方向で少し使ってみようと思います。

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foursquare:やってみた感想


位置情報SNS、foursquare。
iPhoneにしてからちょいちょいやっています。

内容の詳細はまた丸投げ状態ですが、
をご参照ください。

やっている感想と、どうなん?ってところを書きたいと思います。

★感想★
素直に、Mayorという陣地取りゲー的要素は面白い。

自分で作ったPlaceを人に取られたり、取ったり。
愛着のある場所は取られたくないし、何度もCheck-inして
堅持しようとしてみたり。
そういう感覚は今までなかったかな~と思います。

本来はShoutを紐づけることで、ドローカルの口コミなんかを
作り上げていくのが正しいのでしょうが、そんなに頻繁に
書くことないし、Check-inだけという手軽さもあり、
ほとんどShoutすることはない。

正直、Badgeに興味はなく、これは意味がよくわからないな~。
ただ、その「意味がわからない」要素がいくつかあり、
(Mayorの条件とか、Badgeとか)その辺もやりこみ要素というか
謎解き要素というか、ユーザーを駆り立てる部分になるのだと思う。
★どうなん?★
今後の展開としては、やっぱりプロモーション利用ということに
なってくるのだと思います。
実際、アメリカ等では色んな企業がfoursquareと手を組んで、
ローカルなプロモーションに活用していますよね。

現段階での日本での知名度を考えると、まだまだプロモーション
には利用するのは難しいかもしれないけど、ある程度のユーザー数が
確保できれば全然ありうるでしょうね。
日本ではどっか既存メディア、SNSと連携すれば早いかもですね。

「空き巣が喜ぶ」とか「嫁に握られて危ない」とか色々言われますが、
言うたらアリバイ作りもできるわけだし(そこにいなくてもCheck-in可能)、
もっとライトに遊べばいいのにね。
(twitterに垂れ流しになった時は焦ったけど)
やっぱりこういうのはやってみないとわからないよなぁ、
と思う今日この頃でした。
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flavors.me:簡単にまとまった!

2010 年 2 月 25 日 コメントはありません
最初に見たときには「毎度おなじみFeedアグリゲータ?」と
思いましたが、ちょっと違ったみたいです。

さっそく作ってみました。

FriendFeedとか、Profilacticとか、Cliqsetとかとか、
「post系をまとめちゃうぜツール」は色々あったわけで、
変に設定すると無限ループとか起きちゃうんじゃないの、
って思ってました。

現に、油断してたらTwitterにFoursquareが垂れ流し蹂躙されて
いたりとか、そんな困ったことが多々あったわけです。
このflavors.meは今日知ったのですが、ちょっと趣向は違うと
思います。

Flavors.meに関する詳細は↓(TechCrunch Japan)にお任せしますが・・・

感覚としては「俺、まとめサイト 簡易版」って感じ。
とにもかくにもまず、インターフェースというか登録→設定→公開までが
異様にスムーズ。これはすごい。びっくりするほど。

中身も今までのFeedアグリゲータとは一線を介していて、
「垂れ流し」ではなく「まとめ」という感じがする。
自己紹介として使えそうですね。
実は、先日、自分のWEBサービスをまとめてみたばかり。
エクセルで。
どんだけアナログや!って話なんだけど、結局は一番しっくり
来ていたんだが・・・
Flavors.meで結構十分かもしれない、という気がしました。
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拡張性がホントに・・・

2010 年 2 月 23 日 コメントはありません

どうやらブログパーツとか諸々サイドバーに置けない

疑惑が出てきました…

WordPress、失敗か?

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パスカル先生のはなし

2010 年 2 月 23 日 コメントはありません

数学的にありえない〈上〉 (文春文庫)

数学的にありえない〈下〉 (文春文庫)

今読んでいる本。

まだまだ途中なので感想はあらためて、として
パスカルの話が出てきたので、忘れないように。

パスカルといえば、フランスの天才数学者。
「人間は考える葦である」の人です。
パスカルの定理とか、パスカルの三角形とか、
計算機を始めて作った人としても有名です。

そんなパスカルさんが確率論を作り上げたお話。
確率論の成り立ちは、サイコロ賭博だそうです。
フランスの貴族のダメ男が、パスカル先生に相談したんだ
そうですね。

「サイコロを4つ振って、6の目が一つでも出たら客の勝ち、
6の目が一つも出なければ賭場の勝ち」

この場合、はたして賭場が有利か?客が有利か?

実は答えは簡単です。

「ギャンブルは必ず賭場が有利」

つまり、賭場が有利に作られていなければ賭場なんてものは
存在しないんですね。

しかし、パスカル先生はこれを数量的に証明したかった。
んで、一生懸命計算して、賭場がちょっとだけ有利だという
ことを証明したんだそうです。
それが確率論という学問の始まり。

やっぱり何事も人間の欲望から進化を遂げるんだなぁ、というお話。

ちなみに、さらなる余談ですが、稀代の天才数学者・パスカルさんは
その後確率論に目覚め、物事の確率を考えていくようになります。
そして、宗教に没頭するのか、快楽的な人生を送るのか、どちらが
幸福になる確率が高いか、ということを研究し、宗教の方が高い
という結論が出たそうです。
死後の世界に幸福を迎える方が、プラス無限大の幸福という
結論だったそうで。
(生の世界は有限なので、幸福は有限だと)
そして、すっぱり数学をやめ、晩年を宗教研究に費やしたとのこと。

天才数学者はやはり変人と紙一重なのです。
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ウインドウが表示可能領域外に飛んでしまった

2010 年 2 月 22 日 コメントはありません
あるある事象。
Windowsでとあるウインドウがデスクトップのどっか
見えないところに飛んでしまう現象。

こんな状況を救う方法は以下の通り。

①タスクバー上のボタンを右クリック
②移動(M)を選択
③カーソルキーで移動
④少しでも動かせばマウスでも移動可能
⑤表示可能領域上でクリック(移動完了)

たいていの場合、すっごく小さいウインドウになっているので、
ウインドウサイズを変更しておしまい。
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