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[GI]ヴィクトリアマイル

ウォッカの衝撃。

昨年のヴィクトリアマイルは完全にウォッカのためのレース。
牡馬一線級と互角にやり合っていた牝馬が、牝馬限定で見せた圧勝劇。
あれから早1年。

今年のヴィクトリアマイルは「2強」と言われています。
共に牡馬一線級、しかも海外で実績を上げてきた最強牝馬。

●ブエナビスタ
12戦6勝

主な勝ち鞍:優駿牝馬、桜花賞、阪神JF

昨年凱旋門賞挑戦や牝馬三冠など、話題豊富であったが、
札幌記念でまさかの2着。でも、古牡馬があつまる夏の
最高峰レースで勝ち負けというのは3歳牝馬としては異例。

海外を諦め、牝馬三冠を目指した秋華賞ではレッドディザイア
に後塵を拝すとともにまさかの降着。
エリザベス女王杯でも、捨て身の逃げ2頭に残られてしまい、
32秒台の上がりを叩き出すも、3着。

年末グランプリ、有馬記念では牡馬グランプリホース、
ドリームジャーニーには差されるも、かつては3歳牝馬が
全く手の出なかったグランプリで2着。
(ヒシアマゾンが連対したときは騒ぎになりましたね)

京都記念を快勝、満を持して海外挑戦。
(ここでドリームジャーニーにリベンジ。2着に負かした
ジャガーメイルはその後天皇賞を制覇)

ドバイシーマクラシックでは苦しいところから何とか
抜け出すも、2着と惜敗。

帰国後の国内牝馬限定GI。ここは負けられない。

●レッドディザイア
9戦4勝

主な勝ち鞍:秋華賞、マクトゥームCR3(UAE G2)

3歳になってからデビュー。エルフィンSを快勝し、
クラシック戦線に。
桜花賞、オークスではブエナビスタに強襲され、
良い引き立て役になってしまう。

しかし、最後の一冠、秋華賞でブエナビスタを抑えて
栄冠を獲得した。

その後、少し頓挫したこともあり、エリザベス女王杯は回避。
牡馬一線級、さらには海外GI級が参戦するジャパンカップへ。
さすがにここでは苦しいと予想され、6番人気。
府中の絶対的女王・ウォッカ、菊花賞、京都大賞典を制している
オウケンブルースリには届かなかったが、3歳牝馬としては
満点の3着という結果。

これに自信をつけたか、陣営は海外挑戦を表明。
世界最高賞金レース、ドバイワールドカップを目指し、
UAEへ渡る。そこで同じ舞台、オールウェザーの2000M前哨戦、
マクトゥームCR3で最後方からの追い込みで快勝。

ドバイワールドカップはいいところなく11着と

始めての大敗を喫するものの、海外牡馬混合重賞を
制した実績は一枚上。

国内牝馬限定となれば負けるわけにはいかない。

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ヴィクトリアマイル:出馬表
1枠1番 ベストロケーション 木幡初広     (55.0)
1枠2番 ヒカルアマランサス 内田博幸     (55.0)
2枠3番 ラドラーダ 安藤勝己     (55.0)
2枠4番 ウェディングフジコ 吉田隼人     (55.0)
3枠5番 アルコセニョーラ 武士沢友     (55.0)
3枠6番 シセイカグヤ 丸田恭介     (55.0)
4枠7番 ミクロコスモス 福永祐一     (55.0)
4枠8番 ヤマニンエマイユ 吉田豊       (55.0)
5枠9番 ブロードストリート 藤田伸二     (55.0)
5枠10番 ニシノブルームーン 北村宏司     (55.0)
6枠11番 ブエナビスタ 横山典弘     (55.0)
6枠12番 ブラボーデイジー 北村友一     (55.0)
7枠13番 ワンカラット 藤岡佑介     (55.0)
7枠14番 コロンバスサークル 蛯名正義     (55.0)
7枠15番 アイアムカミノマゴ 秋山真一     (55.0)
8枠16番 ムードインディゴ 上村洋行     (55.0)
8枠17番 レッドディザイア 四位洋文     (55.0)
8枠18番 プロヴィナージュ 佐藤哲三     (55.0)
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ということで。

単純な実力を比べれば、ブエナ×ディザイアでほぼ鉄板。
ただ、共に海外帰りということを鑑みると、何かあっても
おかしくないのが牝馬戦。

ここは、やはりブエナビスタには逆らいません。
さすがにこのメンバーでは勝たなくてはいけないと思います。

2強が崩れるのであれば、ディザイアの方が可能性が高い
ような気がします。何より、ダート(オールウェザー)を
2戦使ってからであること、前走最高峰とはいえ11着という大敗。
不安要素はこちらかと。

また、外枠が以外と苦しむレースだったりすることもマイナス要因。
ブエナビスタから、内枠の順調な馬に行こうと思います。
ディザイアはここは外して勝負するしかありません。
(過去4年の勝ち馬は全て3枠以内)

ヒカルアマランサス、ラドラーダ、超スローになれば枠の利で
ベストロケーション。このあたりを相手に。
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