ケイバとワタシ その①「フジキセキ」
競馬との出会いは1995年3月。高校1年生の終わりだった。
1994年といえば、セントライト以来の3冠馬・ナリタブライアンが話題の中心にいた年。
つまり、僕はナリタブライアンの3冠を見ていない。
3冠直後の有馬記念も見ていない。
そんな歴史的な事件の翌年、のほほんと競馬に出会った。
一気に僕の心をつかんだのは1頭の3歳馬。
「フジキセキ」
サンデーサイレンスの初年度産駒にして最高傑作と言われる馬。
フジキセキの弥生賞を見たときには衝撃でした。
青鹿毛の見事な馬体、溢れ出る気迫、そして強さ。
とても美しく、強く、速かった。
一気に魅了され、サラブレッド、そして競馬というものに心を奪われました。
残念ながら、僕を競馬の道へ誘ったフジキセキはその直後に
屈腱炎を発症し、そのままターフを去りました。
今でも、無事であれば三冠を取ったであろうと信じてやみません。
→ケイバとワタシ その②へ続く
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